整形外科医の勉強日誌

若手整形外科医が勉強したことや日々思ったことを徒然に書いてます。ついでに誰かの為になれば幸いです。

肩が痛い!肩関節周囲炎って何??分類とそれぞれの治療法。

今回は肩関節周囲炎という病気について説明していきましょう。

肩関節周囲炎

肩関節周囲炎という疾患は1872年にDuplayという先生が肩峰下滑液包(下図参照)での炎症と癒着による肩関節障害(動きが悪くなること)を‘periarthrite scapulo-humerale’(直訳すると肩甲骨-上腕骨の関節炎)と報告してから整形外科の間では肩周囲の痛みに対して広く使われてきた病名です。

ただ、実際には肩関節周囲の疼痛の要因は肩峰下滑液包の炎症以外にも肩関節痛が出る疾患があります。

そのため、肩関節周囲炎のくくりに入る疾患は主に以下のものに挙げられます。

(なお、肩関節の痛みを訴える疾患は変形性肩関節症や腱板断裂、肩関節脱臼など様々ありますが、炎症性疾患で無い為、それらは除外しております。)

①腱板炎及び肩峰下滑液包炎

②石灰沈着性肩腱板炎

③腱板不全断裂

④上腕二頭筋長頭腱腱鞘炎

⑤凍結肩(五十肩)

⑥烏口突起炎

⑦腱板疎部炎

以上のように様々な疾患があります。どれも50歳前後に起こることが多い為、医師の中では広義の意味で五十肩と診断される先生もおられます。

それぞれ個別に説明していきますので各疾患名をクリックして頂ければ幸いです。

まだクリックできない部分は今後書いていきますのでご了承ください。

ではでは!!!

 

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